ストレス四方山話

“独活” 読めますか?

 春は山菜のシーズンです。数ある山菜の中で「独活」という字を見て、ピンとくる人は少ないのではないでしょうか。正解は「うど」と読むのですが、なぜこのようは漢字なのか気になり由来を調べてみました。諸説あるようですが、説得力が感じられた説をご紹介します。夏頃まで成長した「うど」は、2~3mの高さになります。幹は柔らかく枝は細くしなやかで葉は大きく、風がなくてもゆらゆら揺れるので、「独=ひとりでも、活=うごく」ということで、この漢字があてられたそうです。蛇足ですが、「うど」に関連して「うどの大木」ということわざがあります。これも、大きく成長した「うど」に関連しています。食用としても材木としても使えないことから、それを人間に例えて、図体ばかりが大きくて中身が伴わず、何の役にも立たない人を意味するようになったそうです。
 このように大きくなったら役立たずの「うど」ですが、食用とするのは土から顔を出したばかりの新芽の部分や、ある程度育ったものの茎や若芽の部分です。独特の香りや苦みがあり、またその食感も後を引きます。それはスーパーマーケットで売られる栽培物と、山で採れる天然物とでは比較になりません。

 「うど」は美味しいだけではなく、体に嬉しい効能もあります。「うど」は、そのほとんどが水分でカロリーも低く、栄養価がものすごく高い訳ではありませんが、うまみ成分であるアミノ酸の一種、アスパラギン酸が含まれているのが特徴です。アスパラギン酸は、体のエネルギー代謝を助け、有害物質であるアンモニアの排出を促す働きがあることから疲労回復に役立つとされています。また、あの独特の香りにも秘密があります。「うど」の香り成分に含まれるジテルペンアルデヒドやリモネンは、アロマテラピーでは鎮静作用があるとされていますから、ストレス軽減やリラックス効果が期待できます。また、「うど」は昔から漢方薬としても使われてきました。四肢の冷えやむくみをとり、足腰の痛みをとるなどの効能があると言われています。

 春は爽やかで過ごしやすい季節ではありますが、環境の変化が大きい時期でもあります。ビジネスパーソンにとっては、とりわけ人間関係の変化は避けられません。良くも悪くも、新しい環境に慣れるまでは、大きなストレスを感じながら日々過ごさねばなりません。そういった時期には、滋味豊かで体に嬉しい効能もある「うど」のような食材を取り入れ、ストレスチェックの実施も然る事ながら、先ずは心身を労りつつストレスを貯めずに過ごしていただきたいと思います。

 因みに私は、春の岩魚釣りの際に日当たりの良い渓沿いの斜面で採った「うど」と「岩魚」を現地で焼いて食べるのが大好きです。「味噌をつけた焼きうど」に加えて「うどの若葉のテンプラ」があれば、岩魚遊びに呆ける私への嫁の嫌味も仕事の疲れも忘れることができます。(?)

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