ストレス四方山話

レジリエンスって何? 逆境を乗り越える力!

 これは人の「精神的な回復力」や「再起力」を意味する用語で、今年度のストレスチェックを終えられた方は、ご自身の結果を見ながら、仕事のストレスやプレッシャーについて、レジリエンスの視点で考えてみても良いのかもしれません。

レジリエンスという言葉を皆さんは聞いたことがあるでしょうか?元々は、ストレスと同じように、元々は物理学の用語でした。ストレスは、「ある物体が、外から加えられその物体に生じる〈ひずみ〉」を意味しているのに対し、レジリエンスは「そのひずみを元に戻そうと跳ね返す力」として使用されていました。レジリエンスを心理学的な観点でみてみると、アメリカ心理学会の定義では、「逆境、トラウマ、悲劇、脅威、極度のストレス(家族や健康問題、職場や経済的な問題)に直面する中で適応するプロセス」とされています。また、心理学者のヴィラントによると、レジリエントな人のことを、「曲げられ、形が変わったとしても折れてしまうことはなく元の形に戻り、さらに成長していく若い小枝のようなしなやかさを持っている人」だと述べています。

2013年のダボス会議では、「レジリエント・ダイナミズム」テーマとしてレジリエンスが検討されました。ここでいうレジリエント・ダイナミズムとは、喫緊の課題だけでなく長期的な問題も同時に取り組むことを意味しています。また、その報告書の中では、リーダーたる人は、意思決定のプロセス、個人のレジリエンスを高める方法、正しい選択をして、失敗から立ち直る力についてじっくり考えるべきだと指摘しています。

では、このレジリエンスを高めるためにはどうすればいいのでしょうか?レジリエンスコンサルティングの久世氏は、レジリエンスを鍛えるためには3つの段階があると述べています。

<ステップ1:底打ち> 人は失敗をするとストレスを感じ、ネガティブな気持ちへ陥ります。ネガティブな気持ちを抱えたままでいると次の段階へ進めないため、この悪循環を断ち切ります。その際、役に立たない思い込みを手なずけます。

<ステップ2:立ち直り> 底打ちを経て、今度は「立ち直り」のステップへ進みます。「やればできる」という自己効力感を身につけることや、「自分の強み」を活用すること、家族やパートナー、友人などのソーシャルサポートをもつことも大切です。また、感謝の気持ちも伝えていくことも役立ちます。

<ステップ3:教訓化> 困難を乗り越え、元の状態へ回復したとき、過去の逆境体験を振り返り、次に繋がる内省の段階に入ります。そこで経験した「意味」を考えることで、次のチャレンジに活かすことができ、強くたくましく、そして賢く成長することができます。

resilience280

もし、高ストレス者が出たらどうしたら良いの? ( 面接指導の希望者がいなければ安心出来るのかな~? )

ストレスチェックに取り組んでいる企業の担当者の方であれば、答えは簡単でしょう?

「産業医との面接を勧奨すれば大丈夫かな???」

その通りです。高ストレス者の中から、申し出があった社員に対してのみ、事業者としては医師による面接指導の場を設定することになります。この場合の医師は、産業医であることは必須ではありませんが、産業医であることが推奨されています。

平成29年7月に厚労省が発表した実施状況報告によると、「ストレスチェックを受けた労働者のうち、医師による面接指導を受けた労働者の割合は0.6%」となっています。 約160人の受検者がいた場合、面接を希望するのは、そのうち1名という割合になります。この数字を多いと捉えるか、少ないと捉えるかは難しいところです。  

上記の実施状況報告では高ストレス者の割合は報告されておりませんので、受検結果が高ストレスでも、面接申し出をしない人の割合は知りようがありません。
また、結果が高ストレスであったからといって、イコール=メンタル不調者でもない訳です。 ストレスチェックの本来の趣旨から言えば、受検した社員一人一人がセルフエケアの一環として、受検結果を活用して自分の疲労度を自覚し、日々の生活の改善点などに気付きを得られれば、第一義的な目的は達成されたとも言えます。  

ただやはり心配なのは、高ストレス者の中でも、例えば体調不良や勤怠不良なども生じている社員が、本人の申し出がなかったからといって医師などの専門職につながらないケースでしょう。これはストレスチェック制度の限界とも言えます。  

産業医経験豊富な医師からは、本当に調子の悪い人ほど自分から相談には来ないものだ、という話を聞いたことがあります。 また、ある高ストレス者の医師面接の場面で、「こんな(面接の)申し出をしたら会社での評価は下がると思うが、どうしても言いたいことがあり、覚悟の上で申し出をした。」と話された社員さんもいました。  

せっかく手間もお金もかけてストレスチェックを実施するのですから、まずは社員に安心して正直に受検してもらえるような環境作りをすることが、本当に必要な人が面接の申し出をしてくれるようになる第一歩になるのではないでしょうか。

 mensetsu

ストレスチェックの実施最適時期を考える

ゴールデンウィークも終わり、じきに梅雨入りかと思うと気分も沈みがちです。

今年は昨年より5日早い5月8日に沖縄の梅雨入りが発表されました。関東でも例年通り6月上旬辺りには梅雨入りするそうです。まだ爽やかな気候の続く5月のうちに、外出などしてリフレッシュしたいものです。

先日、信州の友人より、ゴールデンウィークに採取した山菜の「たらの芽」をいただいたので、これまた王道の天ぷらにして美味しくいただきました。

besttime_02

besttime_01

この友人は、必ずゴールデンウィークには長野で山菜取りを楽しむのだそうです。

3月・4月は何かと忙しく、また環境の変化も生じやすい季節です。山菜採りには、リセット/リフレッシュの意味合いも大きいのでしょう。因みに、「たらの芽」には意外なほど各種の栄養成分が豊富に含まれており、体調の安定にも役立つ山菜です。

さて、3月・4月が過ぎ、近頃は新社会人に見られる5月病が6月病へと遷延化しているという話を聞きます。新社会人向けの研修を長めに設定する企業が増えていることや、ゴールデンウィークで一旦はストレス発散するものの、実際に配属されてから徐々に仕事の厳しさに気付くこと、また梅雨という天候も原因の一つではないでしょうか。

こういった5月病・6月病は正式な病名ではなく、医学的には適応障害に近しい状況と言えるでしょう。新社会人に限らず、4月の異動で部署や勤務地が変わったという会社員にも起こりうる症状です。

ストレスチェックの主な目的は、メンタルヘルス不調を未然に防止すること(一次予防)ですから、労働者個人のストレスに対する気づきを促すという意味で、あえてこの5月・6月に実施してみる、というのも良い方法かもしれません。

既に例年ストレスチェックを実施している場合、前年と同時期に実施するという企業が多いかと思います。比較という意味では、それも大きな意味がありますが、これから初回の実施を考えている、または時期変更を検討している場合には、ご参考にしていただければ幸いです。

ストレス対策にマインドフルネス(瞑想)のすすめ

ストレスチェックが義務化となり、体制も整備されてきた中、担当者や企業がいくら頑張っても従業員のセルフケアの努力をしてくれないと集団の結果は良くなりません。仕事が減る訳でも、人が増える訳でも、設備投資がなされる訳でもありません。日々のニュースを見たところで、AIやら諸外国の景気を見ると気分はどんよりしてきます。楽しかった連休もあっという間に終わり、明日からは会議、翌週には大事な商談が、家では子どもの受検が…などを考え出すとますます気分は滅入ってきます。

「今、あなたの頭と心はリラックスできていますか?」 「今、あなたはこの時間を丁寧に味わっていますか?」 「今、過去や未来ではなく「現在」を感じていますか?」

近年、国内の企業では、マインドフルネス(瞑想)を取り入れている企業やビジネスパーソンが増えてきています。アメリカのシリコンバレーから取り入れられ、Google、IBM、Facebook等のIT企業を中心に広まったトレーニングです。あのスティーブ・ジョブズも瞑想の修業をしていたといいます。

Googleで開発されたマインドフルネスのトレーニングである「Search Inside Yourself:SIY」の研修を2日間受け、その後4週間トレーニングを実践した研修受講前後の比較では、「仕事中精神的に疲弊しがちである」の回答は、58%→24%に減少、「集中がそれたときに気付いて、また注意を今に取り戻すことができる」は、43%→80%へ増加、「ネガティブな感情や困難な状況に対して、早く回復することができる」は。41%→80%に増加したことが報告されています。  

マインドフルネスで期待できる効果として、下記の効果が期待できるといわれています。

1. 集中力の向上:1つのことに意識を向け続けることができるようになる

2. 感情調整力の向上:ストレス等の刺激に対して感情的な反応をしなくなる

3. 自己認識の変化:自己のとらわれの減少、自己コントロールの向上

4. 免疫機能の改善:ウイルス感染などに対する耐性、風邪を引きづらい

注意散漫、無気力、イライラは脳の疲労のサインです。その根本的な原因は意識が常に未来や過去にばかり向かい、「今ここ」にない状態が慢性化していることにあります。疲労を感じている皆さま、「今ここ」に注意を向けるマインドフルネスの実践をやってみませんか?

mindfulness

心のダイエット!?

ストレスチェックもタケノコも切り口が大事!?

先日、春の味覚の代表であるタケノコを日野市郊外の友人宅に掘りに行ってきました。
朝の清々しい竹林の中で、タケノコを見つけ、掘り出した時の達成感は、なんとも言えません。

春というと花粉症に苦しむ人も多いでしょう。また、企業では異動や新入社員の入社があり、何かと環境の変化が大きい時期です。
そういう時期だからこそ、喧噪を離れ、自然の中で春を感じたいものです。
さて、収穫したタケノコですが、下茹でをしつつ、ふと「タケノコの節の隙間に付いている白い粉は何なのだろう?」と気になり調べてみました。
白い粉の正体は「チロシン」というアミノ酸の一種。アクかと思って洗い流してしまいがちですが、これは間違い。流さず一緒に調理して食べた方が良いそうです。
チロシンは脳内の神経伝達物質の原料で、摂取することで集中力を高め、無気力状態の回復、疲労やストレスをやわらげるなど嬉しい効果がたくさんあるようです。
何かとストレスが多いこの時期、旬のタケノコを食べて乗り切りたいものです。

下茹でしたタケノコを、穂先は縦に、根本は横に輪切りにしながら、ストレスチェック結果も同様で「切り口」が肝だな、としみじみ感じました。
2015年12月にストレスチェック実施が義務化され、今年度は3回目の実施を計画している企業が多いことでしょう。
1~2年目は、社内での体制作りから受検率を上げる、といったあたりが目標だった企業も、そろそろ「せっかくやるなら、結果を活用して職場改善に役立てたい」と考えているのではないでしょうか?
努力義務である集団分析を行うにも、どういった切り口で分析するかが重要なポイントです。ポイントを絞っておかないと、膨大なグラフやデータに翻弄されることになるでしょう。

余計なストレスを抱えないためにも、ぜひ事前に「今年度はこの部分を見てみよう!」という分析ポイントをご検討いただくことをお勧めします。

0423takenoko

ストレスチェック後の面接指導 ICT面接の活用法 (ICT面接には場所の制約がありません。)

とある会社の人事担当者が、ストレスチェック後の面接指導希望者がでてきてしまい、何やら頭を抱えているようです。

人事担当:(初年度は面接指導0人だったし、今回も出ないと思っていたはずなのに…面接指導の希望が出てしまった。どうしよう…。上司に相談しよう。)

上司:「去年は希望者いなかったじゃないか。とにかくやらないといけないから産業医に面接指導を依頼してくれ。」

人事担当:「産業医の先生は、メンタルは専門外だから無理だと断られています。あと今回 面接希望をしているのは、地方の営業所の勤務者です。」

上司:「そんな話だったのか…もう忘れていたよ。でもまあとにかく地方での面接指導ができるところを調べてくれ。」

人事担当:「はい。(えー、どうしよう…困ったな。)」

上司から面接指導サービスができるところを探してくれと言われてしまった人事担当者。インターネットで検索するものの、何を基準に選べばいいのかが分かりません。問い合わせをしてみるものの、ストレスチェックシステムと面接指導がセットのサービスとなっていたり、全国対応可能だけれども費用が高かったり…。
そのような中、「ICT面接対応可能」という相談窓口を発見しました。人事担当者は、面接指導がきちんと行えるのか少し不安に思いながらも、早速その相談窓口に問い合わせをし、従業員の面接指導の段取りを行いました。

(面接終了後)
人事担当:「面接はどうでしたか…?」

従業員:「試しに受けてみましたが、親身に話を聞いてくれました。自分が気づいていない生活のアドバイスを具体的にしてくれたので良かったですよ。」

人事担当:「(ICT面接って思っていたほど抵抗がないものなのだな。) 」 

面接指導というと、対面面接を想起してしまいがちですが、厚生労働省のマニュアル(情報通信機器を用いた面接指導の実施についてhttp://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/pdf/150918-1.pdf)でも、ICT面接は可能とされています。ICT面接を受けるにあたり、基準はあるものの、分散事業所や地方で産業医の確保が難しい場合、ICT面接も1つの方法です。

「ストレスチェック」サービスの選び方

ストレスチェックの実施にあたり、大変苦労をしたという声を沢山聞いています。中には、無事にストレスチェックは行えたものの、「思ったほど受検率が上がらなかった」、「実施事務従事者の担当者自ら、ストレスチェック関連の業務に忙殺され、高ストレスになった」という意見も耳にします。これを毎年自前でやるのは厳しいということで、今年度は外部の力を借りようと情報収集している企業が散見されます。

検索サイトで「ストレスチェック」をキーワードに入れてみると、実にたくさんのサイトがヒットし、委託会社の広告が沢山あがってきます。企業の予算枠が決まっている中、できるだけ安いところに頼みたいところではありますが、安さだけで契約をしてしまうと、思わぬ落とし穴に引っかかってしまうことがあるため、注意が必要です。

<具体的には…>

  1. ストレスチェックを行う方法が、調査票(紙媒体のみ)もしくはパソコン限られていて、スマホやガラケーに対応していない。
  2. システム販売のみで、ストレスチェックの実施者は自分たちで別途に探さないといけない。
  3. 日本語版のみのチェックしかできない。

等が挙げられます。では、これらの問題を解消するために、どのような基準で選べばいいのでしょうか?

1.の場合、各従業員に1台ずつPCが貸与されていれば問題ありませんが、工場勤務や、PC操作に不慣れな高齢の従業員がいるような企業では、紙媒体で実施する方が望ましいでしょう。また、受検率を高めるためには、紙媒体、PCだけでなく、スマートフォンや携帯電話(ガラケー)も使えるようなマルチデバイス対応の会社を探すことをお勧めします。

2.の場合、チェックだけでなく、実施者もお任せできる会社なのかを確認してみましょう。委託会社の中には、実施事務従事者や面接指導を引き受けてくれる会社もあるので、企業のニーズに沿ったかたちで選ぶとよいでしょう。

3.「日本で作成されたストレスチェックがそもそも外国人にも当てはまるのか…?」という疑問はさておき、運用上は外国人労働者も対象となります。外資系企業や工場で外国人労働者を雇っている企業は、外国語も対応しているか、委託会社のHPで確認してみましょう。英語のみならず、中国語対応している会社もあります。

また、委託会社の中では、ストレスチェックの体制整備の相談やコンサルテーションを行うサービスも用意されていることがあります。これらを参考に、委託会社を決めてみると大きな失敗はないかと思います。 

因みに、弊社が販売提供している「メンタルチェック@クラウド」は、1.2.3.全てに対応しており、産業医によるコンサルテーションサービスも含め、リーズナブルな価格で提供しています。

スマートフォンを置いて森へ行こう

春になり、だいぶ温かくなってきました。通勤電車の乗客の多くは、寝ているか、スマートフォン・タブレットを使い、うつむいています。画面上でお仕事や勉強をしている人もいれば、ストレス発散にゲームや写真を見ている方も多いのではないでしょうか。

さて、最近では森林浴・森林セラピーが注目されています。2004年以降、厚生労働省と農林水産省、各研究機関において森林セラピーを予防医学的に効果があるかという実証研究が進められています。森林浴・森林セラピーは、五感(視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚)を刺激するといわれています。視覚の要素として、緑、花や紅葉などの森林の景色、嗅覚要素として、森林特有の香り(フィトンチッド)、聴覚要素としては鳥の鳴き声、小川のせせらぎなど森林特有の音響、触覚要素として、樹木とのふれあい、また渓流魚や山の果実を楽しむ味覚要素が挙げられます。これまでの報告では、森林セラピーを行った後では、活気が上昇し、緊張・不安、抑うつ、疲労などが下がったことが明らかにされ、うつ状態の改善に有効であると示唆されています。この他にも、血糖値や血圧、ストレスホルモンを低下させ、リラックス効果があることが報告されています。

ではなぜ、森林浴にリラックス効果があるのでしょうか。これまでの研究では、自然環境の中にある「ゆらぎ」であるといわれています。森を散策している自分をイメージしてみてください。森を歩くと木漏れ日が輝き、樹木の香りを感じます。小鳥のさえずりが聞こえたと思えば、しばらく歩くと小川のせせらぎが聞こえてきます。歩く場所により、土が湿り、石のごつごつした感触を感じます。小川の水を飲みながら、水の冷たさを喉で感じます。歩く場所や時間帯、天候などによって、違う感覚を味わうことができます。このように、森林の中は常に微妙な変化が起こります。このような不規則な規則性を「ゆらぎ」と呼び、森林は最もゆらぎに満ちた空間であるといわれています。

最近では、森へ行くことで心身の健康増進を目的とした2泊3日の森林浴・森林セラピーのプログラム・ストレスチェックテストなどを提供している会社があります。このようなプログラムに参加するのも良いですし、家族や友人と森林浴へ出かけられてはいかがでしょうか。GoogleやInstagram、Facebookなどでは味わえない体験ができるかもしれません!休日はスマートフォンをオフにして森へ出かけてみませんか?
因みに、とあるストレスチェックシステムを提供している会社の社長は、森に入ってはいろいろとレアな物の写真を撮ってくるのも趣味のひとつで、日頃の仕事で溜まったストレスを抜く彼の大切なセルフケアの方法になっています。

カモシカの忘れ物

カモシカの忘れ物

ニホンカワネズミ 絶滅危惧種

ニホンカワネズミ 絶滅危惧種

クマの自己主張

クマの自己主張

サルの作った芸術

サルの作った芸術

ストレスは人生のスパイス(悪い話だけではありません!)

2015年の12月より、50名以上の事業場ではストレスチェックが始まりましたが、皆さま、結果はいかがでしたでしょうか?「こんなものに回答したところで何になるんだ」「こんな手間なチェックをするほうがストレスだ」などの声が沢山聞こえてきそうですが、どうせ年に1回するチェックなので、心の健康診断だと思って、うまく活用することをお勧めします。

さて、あなたは「ストレス」という言葉から何を想像しますか?多くの場合、ストレスがかかるのは良くない、ストレスは心身に悪いと思うのではないでしょうか。では、ストレスがない状態とはどのような状態でしょうか?おいしい食事やアルコールが飲むことができ、家族や恋人と楽しく過ごすこと…。他にも、買い物をする、ゴルフをする、釣りへ行く、アニメを見る、旅行へ行くなど、挙げればキリがないかも知れません。しかし、おいしい食事を食べるためには、予約が必要だったり、おいしいものばかり食べるためにはお金が必要だったりします。家族や恋人とずっと一緒にいると、時として喧嘩もしますし、離別することだってあります。このように、一見ストレスがない状態を想像しても、それを継続するためには、必ず私たちの頭を悩ませるストレスフルな事象が発生します。

最近の研究では、単にストレスは健康に悪いというのではなく、ストレスを受け、さらにストレスは健康に悪いと考えていると、死亡リスクが上がるということが明らかになっています。また、ストレスが悪だと考え、そのストレスを回避または減らすよりも、ストレスについての考え方を改め、受け入れることができれば、より健康で幸せになれるということも明らかにされています。

ストレスの学説を唱えたハンス・セリエ※も「ストレスは人生のスパイスである」と言っているように、私たちは生きていくうえで、ストレスとうまく付き合うことで、ストレスを悪ではなく、人生のスパイスとしてうまくコントロールしていくことができるのです。

※ハンス・セリエ(Hans Selye カナダ人の生理学者 1907年-1982年)は、ストレッサーからの生体反応を明らかにし、ストレス学説を唱えた

入浴とセルフケア(温泉趣味?)

温泉というと、ストレス発散、気分転換には良さそうなものです。ストレス対処の方法としても、身体をリラックスさせてあげることは大切です。日ごろ忙しく働いているビジネスパーソンは、通勤ラッシュから夜遅い時間まで働き、常に緊張を強いられています。この緊張状態は、身体の自律神経の交感神経を優位にさせてしまいます。身体がリラックスしている状態は、副交感神経が優位に働いている状態です。このバランスが崩れてしまうと、夜眠れない、動悸がする、下痢・便秘の症状など、身体に不調をきたしてしまいます。つまり、身体のon/offのコントロールができなくなってしまうということです。

リラックスするためには、良質な睡眠は欠かせません。理想的な入浴は、就寝1~2時間前に入るのが良いといわれています。また、人間は、深部体温が下がると眠くなるということがわかっています。就寝1~2時間前に湯船につかり、体の内部まで温め、入浴後の体温の自然な下降によって、ちょうど寝床につくタイミングで眠気を強くもってくることができます。それにより、寝つきがよくなり、安眠できるということです。

しかし、熱いお湯に肩まで深く入ってしまうと、熱さによって交感神経が優位に働いてしまい、リラックスをすることができません。理想は38~40度のお湯にみぞおちまでつかるのが適切な入り方だといわれています。温泉地へ行くと、限りある時間での中で温泉を楽しみたいと、いつもの入浴より長時間、複数回入ってしまうと、かえって交感神経を優位にさせてしまい、血圧の上昇や疲労を蓄積させてしまいます。微妙に味気ないお話ですが、温泉地で疲労回復するためなら、38~40度のお湯に10分以内の半身浴で十分なようです。ただ、温泉につかる以外にも、外の景色を眺めたり、木々や花々の匂いを嗅いだり、風を感じることはリラックスにつながるため、温泉以外のリラックス方法を知っておくといいのかも知れません。

とあるストレスチェックシステムを提供している会社の社長は、イワナ釣りが趣味で、イワナ釣りの合間に秘湯(いわゆる野湯)に浸かるのも大好きです。日頃の仕事で溜まったストレスを温泉趣味で抜くのが彼の大切なセルフケアの方法になっています。因みに家族の方々は呆れ果てているそうですが…

takasegawa_w280

高瀬川源流

okupirika_w280

奥ピリカ温泉

ohfukazawa_w280

大深沢本流

denzawaemon_w280

伝左衛門沢

  1. レジリエンスって何? 逆境を乗り越える力!
    resilience186
    2018年7月25日

     これは人の「精神的な回復力」や「再起力」を意味する用語で、今年度のストレスチェックを終えられ…
    >>続きを読む

  2. もし、高ストレス者が出たらどうしたら良いの? ( 面接指導の…
    mensetsu186
    2018年7月17日

    ストレスチェックに取り組んでいる企業の担当者の方であれば、答えは簡単でしょう?

    「…
    >>続きを読む

  3. ストレスチェックの実施最適時期を考える
    besttime_sq
    2018年5月17日

    ゴールデンウィークも終わり、じきに梅雨入りかと思うと気分も沈みがちです。

    今年は昨…
    >>続きを読む

  4. ストレス対策にマインドフルネス(瞑想)のすすめ
    mindfulness_sq
    2018年5月7日

    ストレスチェックが義務化となり、体制も整備されてきた中、担当者や企業がいくら頑張っても従業員の…
    >>続きを読む

  5. ストレスチェックもタケノコも切り口が大事!?
    takenoko_square
    2018年4月23日

    先日、春の味覚の代表であるタケノコを日野市郊外の友人宅に掘りに行ってきました。

    >>続きを読む

▲TOPへ戻る